眠りの知識

眠りの世界を支配する「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」

 人は眠っている間にもリズムがあります。
 睡眠には、大脳を活性化する「レム睡眠(REM)」と、大脳を鎮静化させる「ノンレム睡眠(NONREM)」の2種類があります。REMはRapid Eye Movement(急速眼球運動)の頭文字をとったもので、1953年にアメリカの大学院生が発見しました。
 「レム睡眠」とは肉体は休んでいるが脳は活動している眠りです。10〜20分程度の短い眠りで、眠っていてもまぶたの下で、目がキョロキョロ動いています。脳波も起きている時とおなじような活動を示しますが、筋肉は弛緩し、揺すったぐらいでは起きないほど良く眠っている状態のため、「からだの眠り」、「大脳を活性化させる眠り」ともいわれています。 夢をみるのは一晩に4〜5回あらわれるこのレム睡眠の時です。
この夢もノンレム睡眠が訪れると忘れてしまうようで、起床直前のレム睡眠でみた夢しか覚えてないそうです。

 「ノンレム睡眠」は就寝後すぐに現れる眠りです。「脳の眠り」、「大脳を鎮静化する眠り」ともいわれ、脳を休ませ回復させる役割があります。心拍数は低く副交感神経が優位になり、リラックス状態になります。脳波はゆったりとした波を描き、その変化によって眠りの深さは4段階に区分されます。最初のノンレム睡眠は<うとうと眠り→浅い眠り→中ぐらいの眠り→深い眠り>と進んだあと、一度眠りが浅くなって、その後、短いレム睡眠が出現します。このノンレムとレムの2つの眠りは、ワンセットとなって約90分サイクルで、一晩に4〜5回繰り返されています。深い眠りのノンレム睡眠が出現するのは、最初の3時間程度だけで、その後は浅いノンレム睡眠とレム睡眠の繰り返しとなります。
 この1、2回目のノンレム睡眠時に「深い眠り」を得ることにより、メンテナンスホルモンが分泌され、質の高い眠りへとつながります。
 長く寝たから睡眠の質が良くなるのではなく、寝入りばなの3時間で睡眠の質が決まります。

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